パネルディスカッションに参加しました

先日、高松市で開催された、不登校や発達特性のある子どもたちの未来について考えるパネルディスカッションに、弊社代表の武田が参加しました。
今回の会では、教育関係者や大学生、企業経営者など、さまざまな立場の方が集まり、
「子どもたちが自分らしく学び、成長していくために、地域で何ができるのか?」について、それぞれの経験や考えを交えながら意見を出し合いました。
一人ひとりに合った「学び方」がある
学校に行くことが難しい子どもや、発達に特性のある子どもなど、子どもたちを取り巻く環境は一人ひとり違います。
だからこそ、みんなを同じ形に合わせるのではなく、その子に合った学び方や過ごし方を見つけることが大切なのではないでしょうか。
今回のパネルディスカッションでは、香川大学教育学部の学生から、「自分たちで授業をしてみたい」と先生に伝えたところ、「やってみよう」と任せてもらったという経験も紹介されました。
子どもの「やってみたい」という気持ちを大人が受け止め、挑戦する機会をつくる。そんな関わり方が、子どもたちの自信や新しい可能性につながっていくのだと感じました。
「できない」ではなく、「何ができるか」を考える
パネルディスカッションでは、子どもたちの自主性を大切にすることについても、さまざまな意見が出ました。
弊社代表の武田からは、企業経営やITの導入支援など、これまでの経験を踏まえ、
「一人ひとりの得意なことや個性に目を向け、その力を活かせる場所をつくることが大切」という考えをお話ししました。
これは子どもたちだけに限った話ではありません。私たちの身近な人たちも、それぞれ得意なことや苦手なことがあります。
「これはできない」と決めつけるのではなく、「この人は何が得意なんだろう?」「どんな環境なら、その力を発揮できるんだろう?」と考えてみる。 そうすることで、今まで気づかなかった可能性が見えてくるのではないでしょうか。
地域の企業だからこそ、できることを

今回のパネルディスカッションを通して、私たちは改めて、「企業だからこそできる地域への関わり方がある」と感じました。
地域の課題をすべて一つの企業だけで解決することはできません。
だからこそ、それぞれの企業が、自分たちの得意なことや持っているものを活かして、できる範囲から取り組んでいくことが、これからの社会には必要なのではないかと考えています。
私たち株式会社タケダが、長年関わらせていただいている「さぬきポレポレ農園」への支援も、その一つです。
ポレポレ農園では、以前、野菜の売上計算などを手書きで行っていたため、事務作業が滞ってしまうこともありました。
そこで私たちは、パソコンドック24で取り扱っている中古パソコンを寄付し、さらに弊社社員がExcelの使い方をお伝えしました。
今では、売上の計上なども以前よりスムーズに行えるようになり、農園の運営を支えるだけでなく、経理面での自立にもつながっています。
これは、私たちが持っている「IT」という強みを活かした支援の一例です。
一方で、私たちはポレポレ農園を「支援している側」だとは考えていません。
株式会社タケダは、これまで7年以上にわたってポレポレ農園を応援してきましたが、その中で私たち自身もたくさんのことを学び、助けてもらってきました。
例えば、弊社の社員本人が抱えている悩みや、社員の子どもに関する相談について、ポレポレ農園の松田先生に相談に乗っていただくことがあります。
実際に、松田先生との対話によって気持ちが楽になったり、前向きになれたりした社員もいます。
企業にとって、社員が安心して働ける環境や、心の面でのサポート体制を整えていくことは、とても大切なことです。
その部分で私たちも支えていただいていることを考えると、「支援する・される」という一方通行の関係ではなく、お互いの持っているものを活かしながら支え合う関係なのだと思います。
私たちは、このような関係こそが、地域で支え合うということなのではないかと考えています。
「支援」で終わらせず、その先へ
これから私たちが取り組んでいきたいことの一つに、不登校やひきこもりなど、社会との接点を持つことが難しい方が、もう一度社会とのつながりを持つための環境づくりがあります。
その第一歩として、現在、弊社ではアルバイトという形で働く機会をつくる取り組みも行っています。「働く」という経験を通して、自信を取り戻したり、人との関わりを少しずつ増やしたりする。
そして、そこで得た経験を次のステップにつなげ、将来的には他の企業にも安心して働く場を紹介できるような仕組みをつくっていきたいと考えています。
一つの企業の中だけで完結するのではなく、
「働く経験をする」
↓
「自信をつける」
↓
「次の企業へつながる」
↓
「社会の中で活躍する」
そんな流れを、地域の企業同士でつくることができれば、より多くの人の社会との接点を生み出せるのではないでしょうか。
企業にとっても、人材不足が大きな課題となっている今だからこそ、これまで「働くことが難しい」と考えられていた人たちの中にある力や可能性に目を向けることが大切だと考えています。
一社ではなく、地域全体で
もちろん、一つの企業だけですべてを実現することはできません。
だからこそ、私たちは、それぞれの企業が持っている得意分野を活かし、企業同士がつながることが重要だと考えています。
ITが得意な会社、仕事を提供できる会社、人を育てることが得意な会社、相談に乗ることができる人や場所。
それぞれができることを持ち寄れば、一社だけではできなかったことも実現できるかもしれません。
今回のパネルディスカッションへの参加をきっかけに、私たちも改めて、「自分たちに何ができるのか」だけではなく、「地域の企業と一緒なら、何ができるのか」を考えていきたいと思います。
株式会社タケダは、これからも地域の皆さまとのつながりを大切にしながら、私たちだからこそできることに、一つずつ取り組んでいきます。
そして、支える側・支えられる側という関係ではなく、お互いの力を活かし合いながら、地域全体で支え合える社会を目指していきたいと思います。